子猫 : 牛乳の家

4月2

らって15歳3ヵ月で🌈の橋へ

【らってのこと】
3/29に15歳3ヶ月で🌈の橋へ旅立ったらって。火葬する前、最後の手触りを確認しながら撫でていたら、今までの思い出が走馬灯のように流れていった。

ちょうど15年前の2009/4/2は、らってと初めて出会った日。
当時住んでいた横浜の家の近くにペットショップがあり、みるくのペットシーツを買いにいった。

猫砂の入った箱に挟まるようにしてこちらをみている子猫に、一瞬で心を奪われた。他にも猫がいたし、チンチラシルバーも売られていたけど、全く目に入らなかった。

しかしすでにみるくがいるし、翌月に結婚式を控えていてお金もかかる。正直新たにペットを迎える余裕はなかった。
それにお迎えするなら、保護犬保護猫にしようと思っていたので、ペットショップで買うのはいささか気が引けた。

色々飼えない理由を並べてすごすご帰宅したのだが、どうしても忘れられない。三日に一度は通って会いにいった。

やはりどうしてもどうしても飼いたくて、夫に頼み込んで二週間後、ついにお迎えすることに決めた。
お金を払いにいったら、前日にチンチラシルバーを買いにきたお客がいたことを教えてもらった。らってと悩んでたけど、もう一匹の方を買っていったそう。危なかった…

無事にうちにやってきたらっては天真爛漫で、もう天使…👼

名前は目が海みたいに青いから、まりんにしようと言ったら夫に却下された。
考えた末、みるくにちなんで同じ牛乳のらってになった。
※ここから我が家のペットは牛乳シリーズとなる。みるく(英語)、らって(イタリア語)、レーチェ(スペイン語)、ぱーる(タミル語)、しーる(ペルシャ語)、すす(ギリシャ語)…次はなんだろう？
ちなみにメスはひらがな、オスはカタカナでネーミング。

相性を心配した四歳違いのシーズーみるくは、初日こそ吠えていたものの、すぐに仲良し姉妹になった。
みるくは散歩の時、他の犬猫にビビりまくっていたが、妹の世話で自信がついたのか、怖がらずに散歩できるようになった。よかった。

らってはチンチラシルバーの割に気性は荒くなく、おとなしくて聞き分けのいいこだった。コスプレ衣装もお風呂もトリミングも車も平気。唯一爪切りだけはぶちギレた。

子猫らしく活発に遊んではいたが、高いところに登らないし、いたずらもほとんどしない。猫を飼ったら家の中ボロボロにされると思ってたけど、全然問題ないので猫を飼うのは楽だなと思った。
※この5年後に迎えたレーチェ君に痛い目をみることになる。

生後7ヵ月の時、初めて車で遠出して実家のある埼玉へ。最初は怖がってみるくのキャリーに入り込んでピッタリくっついていた。その時の様子がかわいくて、くっついてる二匹の写真はずっとmixiのアイコンになっている。

らってはすぐに車に慣れて、帰りは車窓から外を眺める余裕すらあった。
※らって以外の猫は車が苦手で、ずーーっと鳴くので動物病院以外の外出はしたことがない。

埼玉帰省のついでに、以前勤めていた写真館で撮影してもらった。金ピカ椅子で女王様のような雰囲気。
人見知りせずシャッター音もフラッシュも平気だし何よりかわいいから、CMタレント猫になれたかもしれない(親バカ)

らっての若い頃はツンデレ度9:1だったが、晩年は嫌いだったブラッシングもナデナデも大好きになり、驚くほど甘えん坊な猫になった。ツンデレ度2:8くらいデレが増えた。猫は年取ると性格が変わるという経験も初めてした。

そして猫は長生きすると100%腎臓病になるらしいが、最後は急に具合悪くなってあっという間に逝ってしまった。
幹細胞移植したけど、細胞が増殖するまで体力がもたなかった。もっと早く気づいてあげられたら…という後悔がないわけじゃないけど、可能な限りできることはやってあげられたと思う。
子猫の頃からお腹が緩い以外は大病せず、最期も看取らせてくれて、本当に親孝行ないいこだった。

15年間一緒にいてくれてありがとう。幸せだったかな。私はいっぱい幸せをもらったよ🍀

#チンチラシルバー #猫の腎不全 #猫の腎臓病